あなたは、お風呂に入る時に、ご自分の「ぽっこりお腹」を見て、ため息をついていませんか?
ダイエットである程度は体重を減せても、何故かお腹だけはぽっこりと膨らんでいる。
何とかしようと色々とやってみたけれど一向に改善されない。
誰にも相談できないし相談しても、ぽっこりお腹が直るわけでもないと真剣に悩んでいませんか?
もし、あなたが何もしなければ、当然ですがあなたのぽっこりお腹は一生改善されることはありません。
でも、どうしても何とかしたいと本気で思っていらっしゃるのでしたら、その方法をあなたにお教えいたします。
目次
ぽっこりお腹の解消法は2つしかない
特にあなたが女性の場合は、美容面でぽっこりお腹はかなり深刻な悩みですよね。
でも、心配いりません。その解決方法は2つあります。
この2つは互いに関連しあっているのですが、
1つは、便秘を治すこと。
2つは、お腹の中のインナーマッスルを鍛えること。
です。
この2つ以外にぽっこりお腹を直す方法はないといっても過言ではありません。
何故ならば、この2つがぽっこりお腹の直接の原因だからです。
直接の原因を取り除けば問題は必ず解決できます。
ぽっこりお腹の原因や改善方法は色々言われていますが、上の2つを絶対に外してはダメです。
この2つが手っ取り早い解消法であることを知ってください。でないと回り道をすることになります。
便秘を治さないとぽっこりお腹は解消しない。
便秘はお腹の中に便がつまって排出されない状態です。
個人差はあるにしても、一般的に人間は腸内に平均3kgの便が溜まっています。
ひどい便秘の場合にはその量ははかり知れません。想像もしたくない量です。
お腹の中に便が大量に詰まって排出できないわけですから、お腹は大きく膨らむに決まっています。
あなたは今どんな状況でしょうか?
便秘をしていますか?
もし便秘気味であれば、それがぽっこりお腹の大きな原因の1つです。
ですから、どんなことをしても便秘を治さなければ、ぽっこりお腹は解消できませんし、
例え便秘してなくても、3kgの便は不要です。それを排出すれば大きく改善できます。
お腹のインナーマッスルを鍛えないとぽっこりお腹は解消しない
お腹の中には内臓を支えている筋肉があります。
その筋肉のことをインナーマッスルと呼んでいますが、
あなたのお腹の中のインナーマッスルに小腸や大腸がぶら下がっています。
インナーマッスルが弱ってくると腸を支えきれなくなり、重力で腸が下に垂れ下がり、下腹部に腸が集まって、ぽっこりお腹になってしまいます。
どんなにあなたがダイエットを頑張っても内臓まで細くできるはずがありません。
ですから、ダイエットとぽっこりお腹はほぼ無関係なのです。
一般的に、インナーマッスルは歳とともに衰えてきますから、このインナーマッスルを鍛えなければぽっこりお腹を解消することは決してあません。
逆に、インナーマッスルを鍛えればぽっこりお腹はみるみる解消します。
論より証拠で、スポーツ選手でぽっこりお腹の人はいません。
便秘とインナーマッスルの関係
便秘の原因は腸内環境の問題が大きいとされ、腸内の善玉菌を増やすことによって便秘が改善されるとよく言われます。
例えば、乳酸菌、ビフィズス菌や酵母、あるいは食べ物で植物繊維や酵素などを摂取することは便秘改善には効果はありますが、同時に重力で下腹部に垂れ下がった腸を何とかしないことには真の問題解決にはなりません。
これは、物理的なことで、内臓が下腹部の狭いところに押し込められ行き場を失って内から外に膨らんでいる状況なのです。いくら腸内環境を整えたとしても、ぎゅうぎゅう詰めにされた狭いところで正常な活動ができるはずはありません。
考えてみてください、もしあなたが、身動きの取れない狭い部屋に閉じ込められて自由に活動しなさいと言われてできますか?
私にはできません。活動できるスペースがなければ仕事だって遊びだって何もできません。よい発想も浮かびません。
つまり、内臓は正常な位置にあってこそ、その本来の正しい活動をしてくれるのです。
何が言いたいかと言いますと、インナーマッスルを鍛えて内臓の位置を正常な位置へ戻すことはとても重要だということです。
内臓の位置を正常な場所へ戻し、腸内環境を正常化すれば、腸の活動は活性化され便秘は改善され、ぽっこりお腹は間違いなく解消されます。
このように、便秘改善とインナーマッスルを鍛えることは密接に関係していることをご理解ください。
便秘を治す方法
便秘改善の方法は、生活習慣の見直し、ストレスの解消、食事やツボのマッサージや水分補給・・・実にさまざまな方法が説明されています。
上述の、インナーマッスルを鍛えることが便秘解消の必須条件を頭においた上で、便秘が腸内細菌に深く関係しているという事実から、ここでは腸内環境を整える方法を見ていきます。
あなたもご存知の通り、腸内には善玉菌と悪玉菌がいて、善玉菌を増やせば腸内環境を整えられ便秘は解消されます。
では、善玉菌を増やす方法は? 更に腸の消化活動を活性化をする方法はどうしたらよいのでしょう?
それには、
(1)善玉菌を多く持っている食べ物(ビフィズス菌)を毎日摂取すること。
(2)消化機能を活性化する食べ物(酵素)を毎日摂取すること。
です。
あなたは毎日の食事をぽっこりお腹改善のメニューとしてお考えでしょうか?
食事は毎日のことですから、その影響は絶大です。
以下具体的な方法を述べます。
1)ビフィズス菌(善玉菌)を増殖する食品
●納豆菌・乳酸菌・酵母が豊富な食品です。
ヨーグルト
納豆
味噌
乳酸菌飲料
塩麹
甘酒
ぬか漬け
チーズ
ピクルス
キムチ
2)ビフィズス菌の育つ環境を作る食品
●食物繊維が豊富な食品です。
大根
山芋
海藻類
大麦
にんじん
さつまいも
キノコ類
こんにゃく
現在の私たちの食事は、肉類などのタンパク質や脂質が多くなる傾向にあり、この食生活が便秘を引き起こす原因になっております。
3)酵素を増やすには
40歳を過ぎたころには、ほとんどの人が酵素不足に陥ると言われています。そのため、20歳を過ぎてからは、外部から積極的に酵素を補っていく必要があります。何故なら、酵素不足が便秘の大きな要因でもあるからです。酵素は私たち人間が生きていくためにはなくてはならない重要な栄養素です。
すでにあなたは酵素についてご存じかもしれませんが、重要なことですので説明します。
酵素の種類と働き
●代謝酵素(体内から分泌)
人間が呼吸をしたり、物事を考えたり(記憶)、身体を動かすなど、すべての生命活動(新陳代謝)を司ります。
●消化酵素(体内から分泌)
胃や腸は消化活動をしているイメージがありますが、実際に食べ物を分解しているのは消化酵素です。
消化酵素の分泌が少なかったり、活性が弱っていると消化機能は十分におこなわれません。消化されなかった食べ物は悪玉菌のエサとなってしまい、これにより善玉菌と悪玉菌のバランスが崩れ、消化不良により便秘を引き起こします。
●食物酵素(食べ物から摂取)
体外から摂取される食物酵素は、加熱されてない生の食べ物や、発酵食品に存在し、加熱された食品と一緒に食べると、消化が助けられます。
食物酵素が入っている食べ物
・生の食べ物 → 野菜、果物、生の肉・魚など
・発酵食品 → みそ、納豆、ぬか漬けなど
●補酵素(酵素の働きをサポート)
最近の研究によると、便秘を解消し、ぽっこりお腹を改善するためには、酵素に加え、補酵素(ビタミン、ミネラル等)という酵素の働きをサポートしてくれる成分も必要なことがわかってきました。
補酵素が豊富に入っている食べ物
レバー
いわし
サバ
青魚
牛肉
豚肉
大麦若葉
明日葉
ほうれん草
桑の葉
ブロッコリー
大豆
便秘を治す方法まとめ
(1)ビフィズス菌を多く含む食品や、ビフィズス菌が腸内で育つ食品を多く摂取することによって腸内環境は整えられ活性化できるので便秘は改善できる。
(2)ビフィズス菌を多く含む食品とは、納豆菌・乳酸菌・酵母が豊富な食品で、ヨーグルト、納豆、味噌、乳酸菌飲料、甘酒、チーズ等がある。
(3)ビフィズス菌が腸内で育つ食品とは、食物繊維が豊富な食品で、大根、山芋、海藻類、大麦、にんじん、さつまいも等がある。
(4)酵素は人間が生きていくための不可欠な栄養素であり、便秘の改善には消化機能を活性化させる必要がある。中でも食物酵素が多く含まれる食べ物は、野菜、果物、みそ、納豆等である。
(5)酵素の働きをサポートしてくれる補酵素には、大麦若葉、明日葉、ほうれん草、桑の葉、ブロッコリー、大豆、レバー、いわし等がある。
以上のように、あなたが便秘を改善し、ぽっこりお腹を解消しようとするためには、毎日の食べ物に常に気を配る必要があります。
問題は果たして、あなたにそれが可能かどうかということなのですが、現代人にはなかなか難しい状況もあるかと思います。
ですが、それを実行しないと便秘改善、ぽっこりお腹の解消は難しいことも事実です。
何としてもぽっこりお腹を解消するためには、極力は上述実のことを実行しながら、なおかつ不足分を補っていく方法も考慮すべきだと思います。
インナーマスルを鍛える方法
インナーマッスルとは、体の中心部分に近い筋肉の総称です。深層筋とも呼ばれており、鍛えることで姿勢がよくなったり、太りにくい体に仕上がります。
インナーマッスルを鍛えると内側の筋肉が安定し、重力で徐々に下がる内臓を元の位置に戻してくれます。内臓の位置を安定させることで、臓器本来の機能を十分に発揮させるようになり、自然と基礎代謝も向上し、ぽっこりお腹も解消します。
インナーマッスルを鍛える方法は、表面の筋肉をトレーニングする一般の筋トレと違って、ゆっくり長い時間をかけて刺激していきます。筋肉に高負荷をかけるウエイトトレーニンとは違い、トレーニングメニューも低負荷でいいため、回数を多くすることがベストです。
それでは、インナーマッスル全体に効果的なトレーニングである『プランク』と『ドローイング』を動画でご紹介いたします。
ブランク
簡単なトレーニングですが、回数ではなく時間で取り組むため、お好みの難易度に調節できます。自宅で気軽にと取り組めるため、時間を決めて取り組んで習慣化するのがベストです。
鍛えられる筋肉部位
- お腹
- 肩
- 背中
- お尻
- 太もも
プランクの正しいやり方
-
- うつ伏せの状態で寝っ転がる
- 肘とつま先を肩幅に開いて身体を支える
- (2)の時、かかとから首筋まで一直線を意識しましょう
- そのままの状態を30秒〜1分キープ
- インターバル(30秒)
- 残り2セット同じ動作を行う
- 終了
プランクトレーニングの目安は、30秒〜1分 × 3セット。効果的にインナーマッスルを鍛えるために、トレーニング中は必ずインターバル(間隔)を挟むようにしましょう。
トレーニングのコツ
- 腹筋に力を入れて身体を引き締める
- 腰やお腹を絶対に下げない
- カウントを口で数えながら行う
- 慣れてきたら、顔を前に向ける
- 前腕筋に力を入れない
プランクトレーニングで最も重要なコツは、腰やお腹を絶対に下げないこと。腰痛を引き起こしやすいトレーニングでもあるため、絶対に正しいフォームをキープするようにしましょう。
ドローイング
デスクワーク中や料理を作っているタイミングなど、ありとあらゆるタイミングで行えるため、誰でも簡単に継続できます。
鍛えられる筋肉部位
- 胸
- 腹筋
ドローイングの正しいやり方
-
- 背筋をまっすぐに伸ばす
- 息を鼻からゆっくりと吸い込む
- (2)の時、お腹を膨らませる
- 息を止めてお尻に力を入れる
- 吐くと同時に、お腹を引っ込める
- この動作を繰り返し続ける
ドローイングの目安は、できる時にひたすら行うこと。インナーマッスルにかかる負荷はやや低めですが、その分筋トレ特有の続ける過酷さが全くありません。時間の空いた時やふとした時にドローイングを行ってみましょう。
トレーニングのコツ
- お腹を膨らませる時に、軽く肩も後ろに下げる
- 下を向かない
- 満腹時に行わない
- 両手を上げてリラックしながら取り組む
両手を上げならトレーニングに取り組むことで、腹筋を強く意識できるようになり効果も飛躍的に高められるようになります。ホンのちょっとした空いた時間に実際の効果を体験してみて下さい。
『プランク』と『ドローイング』でトレーニングすることでインナーマッスルが鍛えられ、あなたのぽっこりお腹は徐々に解消していくことは間違いありません。
更に、ぽっこりお腹解消の効果をより早めたい場合には、上述トレーニングと合わせてインナーマッスルに直接外部から働きかける器具を使用することで効果は一段と速まります。自分に適したものを継続的に使用いたしましょう。